拾年先の折は

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。

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快晴。昨日は雨上がりを待って洗濯を済ませ午後は国会図書館へ。月初め、というのが影響しているのか午前の雨のせいか単に木曜の常か、いつになく空いていた。尾崎紅葉に関する論文を一つ読み、必要な資料を5点ほどコピーする。3時間半ほどして図書館を立つ。その後あたたかい夜を3時間弱歩いて帰る。十三夜の月が白々と明るいので夜道の写真を何枚か撮る。川か線路のほうへ大きくはみ出した大枝を支える木材に鳥居の形をしているものがあるのに気づく。焼きりんご味のアイスクリームを買って食べる。新宿を避けて代々木のほうに抜けようと思い、信濃町を斜行して国立競技場に迷い込む。解体中か建設中かもわからない円形の構築はコロセウムのように見えた。参宮橋まで歩いて電車に乗る。車内の暑さと春めいた人声にすこし辟易する。

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。