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拾年先の折は

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。

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八時半起床。30分ほどネットを見る。シャワーを浴びる。大学へ移動する。途中の駅で客同士のトラブルがあり、小田急のダイヤが大きく乱れていた。どれだけのトラブルがあったというのか。師走の初日から調子が悪い。『ヘッダ・ガブラー』の後半二幕を通学時間で一気に読み切る。大学に到着し、T先生と今後の打ち合わせ。講演会のためにアイルランド生まれの先生が来日する。その送り迎えを頼まれている。日本は初めてらしいから、本人さえよければ色々見て回るのもいいが、スケジュールにはそんな余裕もないらしい。せめて夕食は日本の美味しいものを食べさせたい。前払いで日当と必要経費を預かり、近くの定食屋で鯛めし定食をご馳走になる。その後は英語学習室に顔を出して長居をする。人手が足りないようなので、スピーキングの練習相手を務める。実際はぼくの練習に付き合ってもらったようなものだ。最近は口を慣らしているけれども、単語や表現が支えることがままある。あと二週間で基本の表現は一定に流れ出るまで持っていかないといけない。それと同時に論考と翻訳の準備が必要だ。帳尻合わせの仕事もしながら。今日は比較的暖かかったようで、帰りの電車内では汗が滲んだ。みそ鍋の材料を買って帰る。論文を読み、Sの帰宅を待っている。

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。