拾年先の折は

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。

詩と散文の心得

枯れない泉か枯れ井戸に詩人は注連縄で社を構える
秘密の水源を探して方々を往くのは散文家である。
まして妖精の泉があるのだなどと嘯くものが詩的なものへと零落する。
詩的なるものは詩から最も遠い、そう至言する詩人は家人の目覚めぬ未明に枯れ井戸へ身投げする。
言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。