拾年先の折は

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。

(lack star)

重圧がぼくを押しつぶす

重圧がきみを押しつぶす

すがれる者はない

 

重圧に押しつぶされて

建物が崩れ落ち

家族がはなればなれになる

 

人々は街にひしめき合って

 

でも大丈夫

 

怖いんだ、この世がどんなところかわかったから

絶叫する親友をだまって見てることしかできないから

 

「出してくれ!」

 

祈ろう、明日ぼくが立ち上がれるように

 

人々を押しつぶす重圧が、街をおおう

 

でも大丈夫

 

そこら中に散らばったーー床に散らばったぼくの脳みそを蹴散らしてくれ

このごろは雨も降らないのに土砂降りなんだ

 

街にひしめく人々

街にひしめく人々

 

怖いんだ、この世がどんなところかわかったから

絶叫する親友をだまって見てることしかできないから

 

「出してくれ!」

 

祈ろう、明日ぼくが立ち上がれるように

高く立ち上がれるように

 

人々を押しつぶす重圧が、街をおおう

 

盲者のふりして目を背けて

フェンスにぼけっと腰掛けたままで それでどうなる 

 

愛を胸に立ち続けた者は

切り裂かれ、引き裂かれた

 

なぜだ なぜなんだ?

 

愛はある 愛はある

重圧に押しつぶされて壊れていくぼくらを、狂気が嗤うけど

 

もう一度ぼくらにチャンスをやれないか

もう一度愛にチャンスをやれないか

愛にあげよう 愛をあげよう

 

愛なんて旧時代の言葉だろう

だから愛はきみに大事にされたいと迫るんだ

街にひしめく人々が闇夜の突端に立たされている

愛は街にひしめく人々に変わらなければと迫るんだ

ぼくら自身を大事にするように

 

いま最後のダンスを

いま最後のダンスを

ぼくたちは舞台に立ち続ける

重圧に押しつぶされても

重圧に押しつぶされても

言葉の言枝の言幹の言根の植わった土を翻訳するために。